【音楽理論入門】vol.2 – 3和音とは?|フリー(無料)BGM,音素材 Mega Music Network

【音楽理論入門】vol.2 – 3和音とは?

コードとは?の続きです

こんにちは、megayosukeです。

前回の「コードとは?」にひきつづき、音楽理論入門「3和音とは?」です。
ここを読んでいただいているあなたは、

・音楽を作ってみたい
もしくは
・今まで軽ーく音楽を作ってきたが、もっとステップアップしたい

という方かと思います。

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音楽の3要素を復習しましょう

何度も言いますが、音楽を作ることは結構難しいです。

その理由は、音楽としての「秩序」が成り立っていないと、
それは容易に「雑音」になってしまうからです。
音楽の秩序を成り立たせているのは、「音楽の3要素」と呼ばれているものです。

音楽の3要素
・リズム – Rhythm
・メロディ – Melody
・ハーモニー – Harmony

この中で、実は難しいのは「ハーモニー」だけなのです。

 

ハーモニーの正体、和音

和音とは、2つ以上の異なる音が重なったもので、
3つ以上の音が重なることで、和音は様々な性格を持つようになります。

性格というのは、音楽を聴いた時あなたがふつうに思う、
「明るい」とか「暗い」とか「悲しい」とか「不思議な」とか、 そういったものです。

そのため音が3つ重なった和音「3和音」は、
音楽制作において、とてもよく用いられています。

 

3和音の例

3和音にはどのようなものがあるでしょうか。

音が3つ重なったもの、とは言っても、
たとえばピアノの鍵盤で隣接する白鍵盤を3つ一気に押したら、
すごく汚い(不快な)音がでるはずです。

これは不協和音などと呼びます。

不協和音を避けて、 1つおきに白鍵盤を押してみます。
たとえば、ド・ミ・ソ
これはコードで言うとC」という名前です。
明るい、楽しい、正しい、そんな性格の和音ですね。

このように一定の「音程」で離れた音を組み合わせることで、
様々な和音が作り出せます。

 

音程のはなし

コードの性格を決めるうえで重要なのは、音程です。

さきほどのCのド・ミ・ソの間隔を見てみましょう。
音の間隔には、全音と半音があるのはご存知かと思います。
鍵盤で言う白鍵盤と黒鍵盤ですね。

ドとミは2全音離れていて、ミとソは1全音半(1.5)離れています。
ドからみればソは3.5音離れていることになります。

では、たとえばミをミb(フラット)に変えてみたらどうでしょう。
さきほどのCと違って、暗い・哀しい感じのコードになったと思います。
このド・ミb・ソのコードをCm(シーマイナー)と呼びます。

この場合、ドとミbの間は1全音半、ミbとソの間は2全音離れています
ドとソの間隔はCと同じです。

じつは、この2つの「間隔のパターン」が分かっていれば、 ほとんどのコードを作ることができるんです!

 

コード名と、構成音の関係

Cはド・ミ・ソです。
ドを基本にして、2全音離れた音と3.5音離れた音を組み合わせたもの」です。

この「基本にした音」を「ルート」と呼び、
ドからシまでをC・D・E・F・G・A・Bと対応させると・・・

これでもう7個(フラットも入れると13個)のコードをゲットできましたね!

たとえばDというコードは
「レを基本にして、2全音離れた音と3.5音離れた音を組み合わせたもの」
つまりレ・ファ#・ラです。

G#というコードは
「ソ#を基本にして、2全音離れた音と3.5音離れた音を組み合わせたもの」
つまりソ#・ド・レ#です。

さて、そこでさきほどのCmを思い出してください。

3和音の真ん中の音を半音下げると、マイナーコードになります
とっても簡単です。

たとえばDmは、レ・ファ・ラですし、G#mはソ#・シ・レ#です。

基本的なコードはコレで全部制覇できます!

 

ただ、 これで曲作りができるの・・・???? と、
全くピンとこない方も多いでしょう。

そう、これらのコードをでたらめに並べても「秩序」が生まれません

ある一定のコードの組み合わせ(コード進行)によって、
音楽には「調(キー)」というものが成り立ちます。

よく音楽の授業などで聞いた「ハ長調」とか「イ短調」とかいうアレですね。
POPSなどでは「Cメジャーキー」とか「Aマイナーキー」などと呼びます。

逆に、この調(キー)が先に決まっていれば、
その調(キー)の曲の中で使えるコードの種類が決まってきます。

 

次回は、この調(キー)の話をしましょう。

音楽理論についてより理解を深めたい方は、
こちらで青島先生が分かりやすく解説されています。

少し分かってきた人には、
こちらがより実践的なことも書かれています。